未来を不安に思いすぎる自分

生きづらさ

不安はいつも少し先にある

正直に言うと、僕は昔から「未来」に不安を感じやすいタイプだ。仕事のこと、家族のこと、お金のこと。考え始めるときりがなく、「このままで大丈夫だろうか」と頭の中で何度も同じ不安を繰り返してしまう。
特に夜、布団に入って静かになると、明日の予定や数年後の自分の姿を想像して不安が膨らんでいく。まだ起きてもいないことに、勝手に心が疲れてしまうのだ。

未来を不安に思いすぎる原因は「完璧主義」だった

なぜ自分はこんなに不安になりやすいのか、あるとき真剣に考えたことがある。そこで気づいたのは、僕の中にある“完璧主義”の影響だった。「失敗したくない」「ちゃんとしていなければいけない」と思うあまり、先のことを想像しては不安になる。まだ起きていない出来事まで頭の中で最悪のシナリオを描き、「それを防ぐにはどうすればいいか」と考えすぎてしまうのだ。でも現実は、どんなに考えても未来は思い通りにならない。むしろ、考えすぎることで今を楽しめなくなっていた。

不安で眠れなくなった時期

特に仕事が忙しかった時期、将来のことを考えすぎて眠れない日が続いた。「このままのペースで働き続けて体は大丈夫だろうか」「今の仕事で家族を守れるのか」――そんなことを毎晩考えては、答えの出ない不安に押しつぶされそうになっていた。朝起きても疲れが取れず、仕事のパフォーマンスも落ちる。悪循環だった。そんなとき、妻に「今のことを考えようよ」と言われた。それが少しずつ、僕の意識を変えるきっかけになった。

「今」を大切にすることで心が落ち着いた

未来を不安に思う気持ちは、悪いことではない。けれど、そればかりに囚われてしまうと、今目の前にある幸せや成長の機会を見落としてしまう。僕はそこから、少しずつ「今できること」に集中するようにした。・明日のことを考えすぎたら、今夜はとにかく早く寝る・1年後を心配するより、今日の小さな達成を褒める・未来のリスクを想定するより、今の感謝を書き出すそんな小さな習慣を続けているうちに、気づけば以前より心が落ち着いていった。

不安を「書き出す」と客観的に見える

僕にとってもう一つ効果的だったのは、「不安を書き出す」ことだ。頭の中でグルグル考えていると、どんどん不安が大きく見える。けれど、メモに書き出してみると、「意外と大したことじゃない」と思えることも多い。例えば「仕事でミスをしたらどうしよう」と思っていたけれど、書き出して冷静に見たら「同じ失敗をしなければいい」と対策が見えた。不安を整理することで、少しずつ現実的な視点を取り戻せるのだ。

未来を不安に感じるのは「真面目な人の証拠」

僕は今では、未来を不安に思うのは決して悪いことではないと思っている。むしろ、「ちゃんと生きたい」「責任を持ちたい」と思っている真面目な人ほど、不安を感じやすいのだろう。だからこそ、自分を責める必要はない。不安を感じるのは、それだけ未来を大切にしている証拠だ。

「なんとかなる」と信じられるようになった

最近は、先のことを考えすぎそうになったら「なんとかなる」と口に出すようにしている。もちろん根拠はないけれど、今までもなんとかなってきたし、きっとこれからもそうだ。そう思えるようになってから、少しだけ生きやすくなった気がする。未来のことを不安に思うのは自然なこと。でも、それに飲み込まれないためには、「今の自分」を信じる力が必要なんだと思う。

不安と上手に付き合いながら生きていく

不安は消すものではなく、付き合うものだと感じるようになった。未来を不安に思うことは、備える力でもある。だからこそ、「不安=悪いもの」と決めつけず、うまく距離を取っていきたい。考えすぎたら一度立ち止まり、深呼吸をして「今できること」に戻る。それを繰り返すことで、少しずつ未来との向き合い方も変わっていく。

まとめ:未来を心配しすぎず、今日を大切に生きよう

未来を不安に思うのは、誰にでもあること。でも、僕はそれを「悪い癖」とは思わない。むしろ、自分や家族のことを真剣に考えている証だ。ただ、その不安に飲まれすぎないように、今を丁寧に生きることを意識したい。未来は「今」の積み重ねの先にあるから。今日を少しでも穏やかに過ごせたら、それだけで未来はきっと優しくなる。

楽にいきましょう。

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